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園田昂史

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個展「Green Piece」

園田昂史個展

会期:2024 年 2 月 17日(土)- 4月 1 4 日(日)

会場:AIR motomoto

 ギャラリースペース

869-0012

​熊本県荒尾市本井出7494 1F

時間:13:00-19:00 ※ただし入場は18:30まで

入場無料  開館日:土・日

お問い合わせ:kumamotomotomoto@gmail.com

​展示フライヤーダウンロード

 

展覧会イベント

園田昂史 

アーティストパフォーマンス

ギャラリーツアー

内容:
14:00(30 分程度)
園田昂史による会期中 1 度きりのパフォーマンス
14:30(1 時間程度)
作家・園田昂史自身による展覧会ツアー
滞在期間や制作に至るまでのお話をガイド形式で

会期:2024 年 2 月 17日(土)

会場:AIR motomoto

 ギャラリースペース

869-0012

​熊本県荒尾市本井出7494 1F

時間:13:30-15:00 

<申し込み方法>
メール件名を 「園田昂史イベント参加希望」 とし
本文に以下を明記の上
kumamotomotomoto@gmail.com
までお送りください。
1 参加者氏名 2 参加人数 3 代表申込者電話番号
※当日予約無しでも受入可能な席があれば参加可能

風景の向こう側 紡ぎだすもう一つの風景

彼の作品には、緑に彩られた広陵とした敷地に存在するグリーンランドとその一角には、遊園地を象徴するかのようにそびえ
立つ巨大な観覧車が描かれている。そんな何気ない風景の中に園田は、もう一つの景色を見つめている。それは、彼が紡ぎだし
たナラティブの世界。彼は制作にあたって、何故この地にこの風景が存在するのかという素朴な問いかけから始めた。広範囲な
リサーチ活動を通し自身の体験から導かれたパーソナルな事象を取捨選択し情報を精選した。それらを一つひとつ丁寧に結びつ
けながら、通常では予想だにしないような物語として作り上げた。それが作品においては、心象風景の絵画と映像作品として変
換されている。正直なところ、この意外性のある着想に驚きを覚えた。しかもこのテーマが、作家の個人的な体験に端を発して
いるにも関わらず、過去と現代、そして他者と自分を繋げる複層的な要素を普遍的な視点として表現の幅を広げ、絵画・立体・
映像として介し、新しい空間表現の装置として昇華させている。このことは、今後、彼の表現の展開が、次なる社会や政治的な
テーマへと洗練されていく方向性として感じられ、非常に興味深い。ともあれ園田の表現に対する外連味のない一途な情熱は、
いったい何処からくるのだろう。そう思わずにはいられないほど不思議な魅力もった作家である。

大川市立清力美術館 館長 弥永 隆広

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SONODA
takashi

bonn, germany

exhibition in 2024

園田昂史 

2014広島市立大学大学院彫刻専攻 修了

2023アラヌス大学 ヨハンブレーメクラスマイスターシューラー課程 修了

主な展示

個展

2023   Wie ist dein Name Jetzt? 

            (BauSchau   デュッセルド ルフ、ドイツ) 

2023   遠くの花(アラヌス大学、アルフター、ドイツ ) 

2022   スコットランドの花(Freiheitaushalten、ケルン、                ドイツ) 

グループ展

2022   一席之地Verortung (Externe Ausstellung 2022 Gallery Cubepuls im Topfhaus Alter Botanischer Garten Kiel)キール、ドイツ

2022   二人展 園田昂史、武田竜真(清力美術館、福岡

2022  Our Attitudes (熊本市現代美術館、 熊本)

2022  どこかで?ゲンビ

         (広島駅南口地下広場ショーウィンドウ(広島市南区               松原町9-1)主催、広島市現代美術館、広島)

 

 

1989年、熊本県生まれ。2023年、アラヌス大学、ヨハン・ブレーメクラス、マイスターシューラー課程修了。ドイツと日本を拠点にして、彫刻、ビデオパフォーマンス、インスタレーション等を制作。自己変容という手法を用い自然現象の裏側に潜む形態とその変容性について問いかけることを試みている。

Takashi SONODA

Artist 

Residing in Bonn, Germany

2014 Graduated from Hiroshima City University Graduate School of Sculpture

2023  Meister Schüler of Prof. Jochen Breme, University of Alanus Hochschule 

 

Main Exhibitions Include:

Solo exhibition

2023   Wie ist dein Name Jetzt? (What is your name now?)

(BauSchau Düsseldorf, Germany)

2023   Distant Flowers (University of Alanus, Alfter, Germany)

2022   Flowers of Scotland (Freiheitaushalten, Köln, Germany)

Group Exhibitions:

2022   一席之地 Verortung (Externe Ausstellung 2022 Gallery Cubepuls im Topfhaus Alter Botanischer Garten Kiel) Kiel, Germany

2022  Duo Exhibition Takeshi Sonoda, Tatsuma Takeda (Seiriki Art Museum, Fukuoka)

2022  Our Attitudes (Contemporary Art Museum Kumamoto, Kumamoto)

2022   Somewhere? Gambi (Exhibition window in the underground Plaza at the South Exit of Hiroshima Station (9-1 Matsubara-cho, Minami-ku, Hiroshima City), Hiroshima City Museum of Contemporary Art, Hiroshima) 

Born in Kumamoto Prefecture in 1989.

In 2023, he completed the University of Alanus Hochschule, the Jochen Breme Class of the Meister Schüler Course. Based in Germany and Japan, he produces sculptures, video performances, installations among others. Using the method of self-transformation, Sonoda attempts to question morphology and the transformations that lurk behind natural phenomena. 

2023 年度 AIR motomoto 招聘作家・園田昂史は、昨年 11 月から本格的に本施設にて滞在、リサーチを開始しました。
当初から、グリーンランドと観覧車に強い関心を抱き、北海道にあるもう 1 つのグリーンランドへも足を運び、調査と考察を重ね、今回の展覧会へと臨んでいます。AIR motomoto 滞在アーティストの中で、園田は最も荒尾を自身の足で歩いた作家であり、散策の中で出会う新たな気づきを、我々レジデンススタッフと最も共有してくれた作家でもあります。「グリーンランドの観覧車は、荒尾の何処から見えるのか」を 11 月初旬から探し、毎日約 2 ~ 3 時間荒尾を歩き回り、ポイントを地道に見つけていきました。大牟田にも観覧車があること、2つの観覧車が同時に見れる場所を見つけたことを喜ぶ姿は、正に少年としか表現出来ないものでした。園田の興味、感心は多岐に渡り、「観覧車はなぜ赤が多いのか。」「グリーンランドはなぜ「グリーン」なのか」「緑とは一体なんなのか」「北海道にあるグリーンランドは、ホワイトランドではないのか」滞在期間の 3 カ月強でいくつもの疑問を抱き、答えをを探して、純朴に歩き回る姿勢は、効率的ではなく、無駄を厭わない愚直なものでした。自分自身で歩き、見て、感じ、考え続けて、作家が見つけた発見は、どれも歓びと美しさに満ちています。大きな問いと真っ直ぐに向き合った作家の生み出した現時点での作品をぜひ、足を運んで見て頂けたら幸いです。

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